■外観 伝統の技法で精綴を極めた八女提灯の製作・販売会社の、事務所・作業所・倉庫の複合用途の施設。見る方向によって伝統的な重厚さと近代的な軽快さを併せ持った外観の建物とした。
■風除室ホール 入って正面に和のテイストを持った飾り棚を設けて、お客様に安息を与える効果を設計。
■応接室 落ち着いた雰囲気の内装で、足元に見える小庭で安らぎを感じ取れるように設計。
■作業室 作業所を大きなワンフロアにし、床の仕上げをフローリングにすることで、作業全体の流れを見渡すことができ、これまで床に座った作業を椅子・床の両方で行うことを可能にした。
■展示商談室 室内は近代的な和風のテイストを採り入れ、可能な限り多くの提灯を展示できる空間とし、多岐に渡る展示形態へフレキシブルに対応するために、移動可能な展示棚を設けた。
■事務室 オープンスペースにすることによってお客様・搬出・搬入が見渡せ、レイアウトも自由に対処できる空間としている。
■倉庫(1・2階) 作業の効率化を狙い、工程によって床の仕上げを分けた。(荷捌き・倉庫) 屋根には3台のルーフファンを設置して換気を図っており、夏場の暑さに対処している。
■荷下ろしポーチ 大型トラックが自由に寄り付ける空間を確保している。4.0mの庇を出すことにより屋外での作業を容易にしている。 |