■玄関ホール
バリアフリー形式で段差のない設計。各方面へ明確な同線としての廊下を用いている。

■0・1歳保育室
折戸を設けることにより用途に応じてフレキシブルに仕切り・解放が可能。閉めている時も部屋が見渡せるようガラス素材とした。廊下に面した建具も片側に寄せて廊下のスペースを取り込むことができる。

■園児トイレ
子供たちの成長ステップに合わせたトイレ空間。園児の見守りやすさを考慮して保育室から見通せるようにし、沐浴室も兼ねたトイレ空間。

■階段室
十分に広く開放的空間として設計。小さな窓は園児の想像力を引き出させることを意図し、覗き穴としている。

■3・4・5歳保育室
3・4・5歳児各保育室の折戸を開放することで、3部屋相互に一体とした広い空間として利用が可能。天井はハイサイドライトを採り入れる明るさと通風を考慮している。正面にはキャスター付きの大引き出しが収まるステージを設置し、入園式やお遊戯会など様々な用途に対応できる。

■調理室
高温多湿の調理室環境を作らないドライシステムを採用し、上層階へはリフトが利用できる。

■2階テラス
2・3・4・5歳児各保育室から出入りできる共有のテラススペースであり、第二の庭園としての利用も可能。1階テラスへのトップライトとしてガラスブロックを組み入れ明るい光を投げかける。