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施工事例

水天宮保育園

2015.11.11

件名 水天宮保育園新築工事
発注者 社会福祉法人 水天宮福祉会
理事長 真木 大樹
業務履行県名 福岡県 久留米市
施工期間 平成27年3月~平成27年11月
規模 2,082.93㎡
構造 鉄骨造 2階建
コンセプト エコロジー理念を子供たちへの教育や啓蒙として伝えられる解りやすい園舎。太陽光発電を取り付け、電気が発電される様子をモニターで見られるようにすることで、子供たちが興味津々となれる。また、日中の電気代を節約できるように窓の配置や形状を考えて、風の通り抜けを良くして夏の暑い日々でも冷暖房を極力抑えられエコロジーである。
建築概要 ■外観
住宅地を背にして、南は水天宮、西は筑後川のゆったりとした時間が流れる広々とした敷地に建つ園舎。光と風を充分に感じられるように南面は大きな開口部、屋根にはトップライトを設けている。3本の赤い柱や園銘板は可愛らしいポップな色使いで園舎の象徴としている。

■玄関
玄関ポーチでは、深い庇とベンチで送迎時の保護者と園児がコミュニケーションをとりやすいようスペースを設けている。玄関を入って左手には事務室のカウンター、正面には厨房、右手にはエレベーターや階段と、園舎内の状況が一目で分かる造りである。更に厨房では、料理が作られる様子が分かりやすい開口部を設けている。正面のモニターでは、太陽光発電の様子や、保護者へのお知らせ、お遊戯会の様子などを表示することができる。

■事務室
玄関横に配置し、園舎への来訪者および園庭での園児の様子が覗える。医務室、給湯室、書庫を周囲に配置し利便性を高めている。

■階段室
階段室の窓には低い視線でも外部を見渡すことができる大きな開口部を設け、開放感あふれる階段としている。

■廊下
広い廊下は壁面に掲示スペース、窓下には本棚を設けて園児たちの図書コーナーとしている。

■保育室
床は暖かさのあるフローリングに床暖房を設け、汚れ防止の効果を狙い腰壁に木を貼り全体に暖かみのあるインテリアとした。2階の保育室では変革期の中でどのようにでも変更しやすい園舎計画としている。各室の壁は可動間仕切り壁とし、3つの壁を解放することで遊戯室としても利用できる。直射日光を避けるためのバルコニーの深い庇、柔らかな光をサイドから取り入れるトップライトを設け、仕切りをしてもゆとりを感じることができる空間とした。

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