本工事は、「大木町図書・文化等拠点施設整備計画」の1つとして行われました。
既存の総合体育館第2アリーナを集会・ホールに改造し、多彩な活動や表現の場として設計しました。

基本仕様
○ 300～500人収容可能なホールとする
○ 近隣の町レベルの整備水準(舞台設備・座席)を確保する
○ ダンス・体操系のサークル活動を可能とする

内部は舞台観覧時に400席を確保するとともに、一部の座席を電動可動式としました。
また、可動座席を収納すれば、多目的に利用できる13m×18mのスペースを確保できます。

常設ステージは幅13m、奥行6m、高さ0.6mとして新設しました。 舞台設備(舞台機構、照明、音響)は、近隣の町ホールで備えられている水準程度で整備することを目的としており、今回は予算の範囲の中で工事を行い、将来的な整備に対応できるように配慮しています。

効率的かつ経済的に空調を行うため、間仕切りカーテンを1箇所増設し、ステージを含め3つのゾーンで空調をコントロールします。 ホールの利用目的に合わせ、光を調節できるよう窓側前面に遮光カーテンを新設し、外からの日差しを遮断できるようにしました。

ステージ裏は既存の研修室と一体的に活用出来るようにしています。
また、ステージを利用する場合は演奏者などの楽屋や控え室としても利用出来るものとしました。

廊下とホームの間に前室を設け、防音ドアを設置してホール内及び外部の音を遮断します。